焙煎コーヒーの良い香り ♪
2階で仮眠をとっていると
何ともいえない良い香りが
1階から漂ってくる
うん?
と 不思議に思っていると
パパが大量の白煙とともに
部屋に入ってきた
何があったの???
ばっちゃんが
コーヒー焙煎してただけだよ^^;
慌てて下に下りると
母がびしょ濡れになりながら
コップを洗っていた
まぁちゃん火傷してない?
どこも怪我してないかい?
半泣きになりながら こちらを向くと
切々と訴える
コーヒーにお水入れるの忘れて
チンしちゃったの;;
お砂糖が焦げて 甘くなくなって
でも食べ物粗末にしたら
いけないと思って
お水入れたらジューってはねて
水浸しになって・・・
でも 焦げちゃったけど
ちゃんと飲んだよ!
ガリってなって・・・
全部は飲めなかったけど
頑張って飲んだよ!
・・・おかぁちゃんに
めんどうかけたらいけないって思って
自分で何とかしたかったのにっ
片付けようとおもって
ごめ・・・
ごめんなさ・・・;;
まぁちゃん・・・
お手々見せて欲しいな ♪
コップ熱かったでしょ?
さいわい 火傷しているような様子はなく
コップが割れて怪我をした様子もなく
ほっと胸を撫で下ろす
おかぁちゃん 怒ってない???
怒らないよ^^
自分でやらなきゃって
甘えたらいけないって思って
頑張ったんだもん!
まぁちゃんに怪我なかったし
火事にもならなかったし
もう 気にしなくていいからね ♪
母の手を握っていると
余程 怖かったのか震えが伝わってくる
まぁちゃん
コーヒーの良い香りするね ♪
おいしいコーヒー いっしょに飲もうか?
まぁちゃん
コーヒーいらない・・・
無駄にしちゃってごめんなさい
おうち
真っ白にしてごめんなさい;;
そかぁ
じゃぁ 飲みたくなったら教えてね!
いっしょにコーヒー飲もうね^^
しょげて ごめんなさいを繰り返す母を
怖い想いさせてごめんね
できるだけ 傍にいるようにするね
と 呟きながら
そっと抱きしめる
お母さん
今日も
精一杯のやさしさをありがとう^^